昨年、日本でインフレが始まりました。平均して6%程度の物価上昇があって、「銀行にお金を寝かせていてはいけない」という危機感が強くなりました。これは、アメリカが30年前に経験した状況を、日本も繰り返すのではないかという感覚があって、「このままでは資産が目減りしてしまう、何か行動しなければ」という緊張感もありました。
もともと私は、新しいことに挑戦することに抵抗がないタイプです。走りながら考える、やってみながら判断するというスタンスで生きてきました。ですから、「やってみよう」と素直に思えたんです。ちょうど不動産が売れて、余剰資金ができたタイミングだったこともあり、それを丸ごと投資に回すことを決断しました。
目指しているのは、配当だけで生活できるようなポジションです。7年で達成できるかは分かりませんが、100万ドルあれば、そこからの配当で生活費をまかなえるのではないかと考えています。
私は日本で20数年前から働いていて、国民年金などには加入していましたが、それだけでは生活できないと思っていました。いわゆる「2000万円問題」「4000万円問題」が話題になっていますが、私は仕事を辞めるつもりはないにしても、経済的に自立する基盤は必要だと思っています。子どもに面倒を見てもらうことは考えていないので、自分の力で一定の収入源を作りたい。それが投資を始めた大きな理由です。
ミズラヒさんとの出会いは、藤井謙虚先生の「World Forecast」の対談記事を読んだことがきっかけでした。その中で紹介されていたミズラヒささんの著書『Valinvesting』をアメリカから取り寄せ、12月に読みました。長期投資の考え方に非常に共感し、「これが自分の投資の基礎になる」と確信しました。
投資を続ける上で一番大事だと感じたのは、「原則に従うこと」です。『Valinvesting』に書かれていた「投資で失敗しないためにやってはいけないこと」が非常に具体的で、特に長期投資を志す人には必読だと思いました。雑音に惑わされず、基本に従っていれば、短期の上下に振り回されずに安心して保有を続けられる。その姿勢が大事なのだと気づかされました。
アルファインベスティングのレポートは、誰でも始められるような「ガイドブック」のような内容です。やや専門的な内容もありますが、基本的にはファンダメンタル分析の基礎に基づいており、投資哲学がしっかり詰まっています。月刊誌は知識がなくても取り組みやすく、内容も理解しやすいので、初心者にもおすすめです。
ミズラヒささんが発信する内容は、すべてが腑に落ちるものばかりです。彼の人柄、そして価値観に共感しているからこそ、安心して学び続けられるのだと思います。