7年連続 全米No.1投資家に選ばれたチャールズ・ミズラヒ

Topメルマガバックナンバー

【半年で439%】 なぜ株価の急騰は人を魅了するのか

【半年で439%】 なぜ株価の急騰は人を魅了するのか

株価が急騰する銘柄を無視して
資産を失う投資家はほとんどいません。

むしろ、それを追いかけることでこそ
富を失うのです。

通常、華々しいリターンは
大きな興奮を生み出します。

しかし同時に、
非常に危険な罠をも生み出しかねません。

実際にジェイソン・ツヴァイク氏の分析を
見てみましょう。

出所:WSJ



同氏が挙げた事例は、
短期の急騰がいかに健全な判断力を奪うか
示しています。

ある運用者が、誰よりも早く
魅力的なトレンドを発見します。

そして同氏のファンドは3倍に成長し、
通常では説明できないほど
素晴らしい成果を出します。

すると投資家たちは同氏を、
まるで奇跡を起こす人物のように扱い始め、
巨額の資金を投資するようになるのです。

ですが、まさにその瞬間こそが、
最も危険なときだと言えます。

実際、レオポルド・アッシェンブレナー氏も、
自身が運用するファンドで同様の例を示しました。

同ファンドはAI関連への積極的なレバレッジ投資を行い、
6月までに439%という驚異的な利益を上げたのです。

そしてピーク時の運用規模は、
およそ450億ドルにまで達していました。

凄まじいリターンを見た投資家は、
その波に乗ろうと群がりました。

しかし、事態は一転します。

7月に入るとAI関連銘柄が
急反落を起こしました。

そうするとレバレッジが損失を膨らませ、
追証や強制売却を招いたのです。
担保として預けている保証金(委託保証金)が足りなくなり、追加で入金が必要になった状態のこと

その結果、同ファンドは7月の1ヶ月間で
67%の損失を出すことになりました。

そして同ファンドは、
保有する株式の大半を売り払い、
レバレッジを解消したのです。

結局、数ヶ月で築いた華々しい利益は、
呆気ないほどの速さで消滅しました。

なぜ実績は人を魅了するのか


このような悲劇は、
市場の歴史の中で何度も繰り返されてきました。

アーク・イノベーションETF (CBOE: ARKK)は、
2020年に153%もの急騰を見せたのです。

この成功により、同ファンドには
200億ドル以上の資金が集まりました。

しかし、多くの投資家が購入したのは、
すでに目覚ましい成果が出た後のことでした。

2020年末以降、
同ファンドのパフォーマンスは
S&P500を大幅に下回っています。

ピーク付近で参入した多くの投資家は、
痛烈な損失を被ることになったのです。

また、ネットバブル期には、
ライアン・ジェイコブ氏も
まったく同じ経験をしております。

1999年、同氏のファンドは
216%の利益を記録しました。

これに反応した投資家は、
同氏の新しいファンドへ3億ドル近くを
投資しました。

しかし直後、ITバブルが崩壊したのです。

同ファンドは2000年に70%、
2001年にはさらに56%の損失を出しました。

資金を投じた投資家たちが、
愚かだったというわけではありません。

一時的な素晴らしい結果を、
再現可能な手法だと誤解してしまったのです。


しかし、そのたった一つの誤解が、
大切な財産を失うきっかけになるかもしれません。

急騰する株価は、
「過去に何が起きたか」を示すに過ぎません。

そこにどれほどのレバレッジや集中投資、
運があったかは明らかにしません。

しかし、
そうした隠れた要素が逆回転を始めれば、
昨日の勝者は明日の敗者に変わります。

レバレッジは企業の質を
高めてくれるわけではありません。


価格が予想外に動いた際、
その被害を拡大させるだけなのです。


真の「アルファ」とは


ここでの教訓は、
イノベーションを避けるべきということ
ではありません。

米国の偉大な企業も、かつては
リスクの高い企業と見なされていました。

しかし投資家はその可能性をいち早く見抜き、
巨大な富を築いてきたのです。

真の教訓とは、
投資」と「過去の成果を追う行為」の違いを
理解すること
にあります。

私たちは、
株価が上昇する企業と優れた企業を
混同することはありません。

株価の動きは目を引くかもしれませんが、
最終的に重視するのは企業の業績なのです。

私たちの4アルファアプローチは、

✔︎優れた経営陣
✔︎強固な成長見通し
✔︎持続可能な競争優位性
✔︎魅力的な価格

を重視します。


そして最後の「魅力的な価格」という条件が、
市場の熱狂や非現実的な期待から私たちを守るのです。

なぜなら、どんなに素晴らしい企業であっても、
過剰に割高となれば悲惨な結果になりかねないからです。

だからこそ、これらの指標が、
市場の熱狂と本物の成長を見分ける鍵となるでしょう。

実際、
私たちに最大の成果をもたらした銘柄は、
レバレッジを必要としませんでした。

長年の利益成長によって価値を高めたのです。

複利の効果は、初めはあまり
華々しく見えないかもしれません。

しかし、
何年もの事業成長を経て初めて、
その真価が発揮されるのです。


優れた企業は素晴らしい製品を生み出し、
顧客の愛着を得ていきます。

売上が伸び、利益率が拡大し、
経営陣は増えるキャッシュフローを再投資します。

その過程では、
半年で439%もの利益を生むことはできないでしょう。

ですが、遥かに価値ある成果をもたらしてくれます。

あなたの資産をリスクに晒すことなく、
持続的な富を築けるのです。

私たちは、奇跡を追いかけることに
興味などありません。

静かに着々と利益を生み出し続ける、
本物の企業を保有したいと考えています。

書籍・サービス紹介はこちら

プロフィールはこちら

お客様の声はこちら