バフェット氏の右腕として
知られているチャーリー・マンガー氏。
同氏は、約1年前、100歳の誕生日の
わずか33日前の時に亡くなりました。
私は、同氏にほんの少しだけ会ったことがあります。

1970 年代のチャーリー・マンガーとウォーレン・バフェット
出所:ニューヨークタイムズ
同氏は私の考え方に、大きな影響を与えてくれました。
バフェット氏はかつて、
マンガー氏に対してこのように述べています。
「世界最高の思考力の持ち主だ。彼はAからZまで一気に理解する。
あなたが文章を言い終える前に、すべての本質を見抜く。」
そんなマンガー氏に対して、
「バークシャー社が、どのようにして50年以上にわたる長い期間、
驚異的なリターンを達成することができたのか」と尋ねたとき、このように答えました。
「ミスを避けることは、優れたものを求めることよりも簡単なことです。」
同氏の答えはシンプルでありながら、
洞察に富んだものでした。
その考えが、私の4αアプローチの基礎となっています。
成功する株に共通する特徴を探すのではなく、
企業が失敗する理由を理解することに重点を置くようになったのです。
企業が倒産する主な理由は下記の3つです。
バランスシート(貸借対照表)で、十分な現金や
フリーキャッシュフローがある・負債がない企業が、
倒産するのを見たことはありません。
したがって、私は多額の負債を抱え、
資金不足に陥っている企業を避けます。
最も優れた経営を行っている企業でさえ、
その業界の衰退傾向と戦っています。
たとえば、最も成功したビジネスマンの 1人であるジェフ・ベゾス氏は、
ワシントン・ポスト*で利益を上げるのに苦労しました。
*米国の日刊新聞
広告収入の減少とデジタル競争の激化の影響を受ける新聞業界では、
あまりにも多くの逆風に直面していたのです。
誤った決定は、最も強力だとされる企業でさえも
すぐに破滅させる可能性があります。
例えば、ネットフリックス買収の機会を
断ったブロックバスターや、
グーグル買収の機会を断ったヤフーがその例でしょう。
どちらの場合も、リーダーシップが
自らの優位性を過大評価し、今後の課題を過小評価してしまっていたのです。
私たちの戦略では、こうしたリスクの高い選択肢は排除し、
長期的な成長を目指して構築された企業に焦点を合わせています。
ほとんどの投資家は、事業そのものの質を無視し、
株価に注目しています。
株価が上昇すると、人々は興奮して飛びつきます。
ですが、多くの場合、何を買っているのかを理解していません。
なぜなら、株価だけでは、
その基礎となる事業について何も明らかにならないからです。
彼らは株を宝くじのように扱い、手っ取り早い利益を追い求め、
一夜にして富を得ることを夢見ています。
残念ながら、そのアプローチはたいてい、
富ではなく損失につながります。
株式市場における本当の富は、
すぐに金持ちになることではありません。
毎年着実に利益を積み重ねる優れた企業を見つけることです。

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40年の投資歴を持つミズラヒさんが、
優れた企業を見つける秘訣を、
1冊の本にまとめてくれました。